アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは?

突然の事故や病気、認知症などにより、判断力が著しく低下したり、意思決定や意思表示ができなくなってしまうことがあります。

健康なうち、自分で判断ができるうちに、自分のこれから受ける治療やケアに関する方針や希望などを、家族や医師などと事前に計画し、文書に残しておく。その手順のことをアドバンス・ケア・プランニング(ACP:  Advance Care Planning)と言います。

アドバンス・ケア・プランニングのステップ

  1. 自分の思いや希望を考えて洗い出す
  2. かかりつけの医師などに相談し、自分の健康を知る
  3. 自分の代わりに意思決定してくれる人を選ぶ
  4. 医療に関する希望や思いを家族や医師に伝える
  5. 考え・希望を文書にして備える

 

本人、そして家族なども安心

万が一、自分での意思決定や意思表示ができないような状態が起こったとしても、あらかじめ準備をしておけば、希望する治療やケアについて、周囲にしってもらうことができます。
また、本人に代わって、治療方法や方針などを決定しなければならなくなる家族などにも安心をもたらします。

 

当院では、医師・看護師・介護士ならびにメディカルソーシャルワーカーなどの医療・ケアチームにより、アドバンス・ケア・プランニングの支援をしています。

継続的なアドバンス・ケア・プランニングの重要性

当院では、継続的なアドバンス・ケア・プランニングを重要視しています。一度決めたからと言って、それがずっと最良な方法として有効なわけではありません。時間が過ぎていく中で、病気やケガなど自分の健康状態や、自分を取り巻く環境の変化、そして考えの変化などによって、自分の希望や思いは変化していきます。
その変化にあわせて、継続的に、そして都度、見直しも含めた継続的なアドバンス・ケア・プランニングをサポートしていきます。

まずは、お気軽にご相談ください。